- アメックスプラチナカードは貧乏でも審査に通るのか
- バリバリの経営者じゃなくても活用できるのか
- アメックスプラチナの価値は下がったのか
- ステータスは今でも保たれているのか
今回の記事では、これらの疑問に対して、アメックスプラチナカードの現状とその魅力、貧乏でも持てるのかなどを解説します。
記事の内容
- アメックスプラチナカードの現状と価値
- 貧乏でも持てるようになった背景
- 特典と利便性の魅力
- 一般層へのシフトとステータスの変化
- 年会費13万円の費用対効果
昨今のアメックスプラチナカードは、エリート層だけでなく、一般のサラリーマンでも保有するケースが増えています。
専業トレーダーであり金融ライターでもある筆者が、アメックスプラチナカードについて解説します。最後までご覧ください。
著者情報
タカクテキXX編集部はトレード知識が豊富なメンバーで構成されています。
FXだけではなく、金融全般ののニッチな情報をお届けしていきます。
監修者
法務省外局で働く傍ら2016年からFXを始め、2021年に専業トレーダーに。2024年からファームと契約し正式にプロトレーダーへ。
その後、職業欄を埋めるために始めた金融系Webライター業が楽しくなり、SEOやリスティングの魅力に引き込まれ、現在はトレーダーだかライターだかマーケターだかよくわからない状態に。
海外FXのメイン口座は「TradeView」。国内は「ヒロセ通商(JFX)」と「ThinkMarkets」。
オプション取引は「easymarkets」と「サクソバンク証券」。
Tradeviewの口座は一つ公開中。→ FZT
そこまで成績は良くないのに、総合ランクで4位にまでいきました。どんなロジックでランク決めしてんでしょう。
最近、日に数回は1位で表示されています。実質世界ランクなんで、すごいと言えばすごいかも。
下記は私の歴代アメックス。
グリーンは奥さん用です。
「キラキラしたカードはヤラシイからいやだ」とのことで、奥さん用家族カードはグリーンにしています。
アメックスプラチナカードは貧乏でも持てるようになった?
かつてアメックスプラチナカードはエリート層のステータスシンボルでした。
しかし、その対象が庶民へと広がり、エリートから一般人へと変遷しています。その背景には以下の要因があります。
- プラチナカードの希少性の低下
- 乱発と競合の影響(アメックスプラチナの価値は下がった?)
- アメックスプラチナ保有率: エリートから一般へのシフト
- アメックスプラチナは無駄?: 年会費13万円の重荷
アメックスプラチナカードは、かつてエリート層の間で高いステータスを誇っていました。しかし、最近ではその価値が下がっているとの声も多く聞かれます。その背後にはいくつかの要因があります。
プラチナカードの希少性の低下
近年、アメックスプラチナカードの保有者数が増加しており、その結果として希少性が低下しています。
2005年には約5万人だった保有者数が、2020年には約10万人に倍増しているとのデータがあります。
概ね「カード会員数」=「会員誌の発行数」のため、概算値。
データソース:CENTURION AND DEPARTURES
この増加は、一般のサラリーマン層にも広がっており、エリート層だけでなく中間所得層にも浸透している現象です。このような変化により、かつてプラチナカードが持っていた「特別感」や「エリートの証」のイメージが薄れつつあります。
特に、他のプラチナカードとの競合も激化しており、アメックスプラチナのステータスが相対的に下がっているとの指摘もあります。この変化は、マーケティング戦略やターゲット層の再定義など、今後のカード業界における重要な課題となるでしょう。
乱発と競合の影響(アメックスプラチナの価値は下がった?)
2018年10月2日、アメリカン・エキスプレス・インターナショナル日本法人社長 清原正治氏はアメックスプラチナの「門戸開放宣言」を発表しました。
これまで、入会申し込みにはアメリカン・エキスプレスからのインビテーション(招待)が必要だったアメックスプラチナカードですが、「門戸開放宣言」によりインビテーションなしでも申し込むことが可能になりました。
かつては厳しい審査基準により、エリート層のみが保有するステータスシンボルでしたが、近年では保有者が増加し、希少性が失われつつあります。
この乱発の背景には、競合となる他のプラチナカードの増加も影響しています。特に年会費が30万円から50万円の高級カードが市場に登場し、アメックスプラチナと同等またはそれ以上のサービスを提供しているケースが増えています。これにより、アメックスプラチナのステータスが相対的に下がっているとの声も聞かれます。
このような市場の変動により、かつての「エリートの証」とされていたアメックスプラチナの価値に揺らぎが生じています。今後の市場動向やアメックスプラチナの戦略が、このカードの未来を左右することとなるでしょう。乱発の問題は、カード業界全体の健全な成長にも影響を及ぼす可能性があるため、今後の動きに注目が集まります。
アメックスプラチナ保有率: エリート層から一般層へのシフト
アメックスプラチナカードの保有率が増加し、エリート層から一般層へとその対象が広がっている現象が見られます。このシフトは、乱発により希少性が失われた結果として起こっており、ステータスも減衰しています。
かつては厳しい審査基準により、エリート層のみが保有するステータスシンボルであったアメックスプラチナですが、一般のサラリーマンでも保有するケースが増えています。このことからも、かつての高いステータスが失われつつあることがうかがえ、価値の低下につながっているのです。
このような変化は、カード業界全体の動向や消費者のニーズの変化にも影響を及ぼす可能性があるため、今後の市場分析や戦略において重要なポイントとなるでしょう。
アメックスプラチナは無駄?: 年会費13万円の重荷
アメックスプラチナの年会費は13万円となっています。この費用に対して提供されるサービスが見合っているかどうかは、個人の価値観や利用状況によるため、一概には言えません。特典やサービスを積極的に利用する人にとっては、この費用も納得の範囲かもしれません。
しかし、一方で、年会費13万円という費用は一般のサラリーマンにとって重荷となることも少なくありません。特に、カードの特典をあまり利用しない人々にとっては、この費用が無駄に感じられることも増えています。
このような状況から、アメックスプラチナの利用を検討する際には、自身のライフスタイルや利用目的に合ったサービスが提供されているかを慎重に考慮する必要があるでしょう。
監修者コメント
私がアメックスゴールドを持ったのは20代前半の頃です。
官公庁の勤務ではありましたが、まだペーペーでしたので年収は400万ちょいくらいだったと記憶しています。
ゴールドを手にしてから、交際費()でアホほど利用しました。なぜかTAX20%の店()や、玄関に精算機のある部屋()の利用履歴が、優に200件超えはしていました。
その後、ゴールドを手にして1年ほど、年会費の課金前くらいにプラチナカードのインビテーションが届きました。
1年間の決済額は年収を遥かに超え、しかも利用歴は怪しい交際費ばかり
確定申告書に合わせた年収(トレード利益を含んだもの)を記載しようかと悩みましたが、結局本業の年収(500万)でプラチナの審査に挑み、通過しました。
年齢・年収・勤続年数が貧弱でも、他で補えれば1年でアメックスプラチナを持ててしまうようです。
アメックスプラチナカードは貧乏でも活用できる?
アメックスプラチナカードの価値が下がったとの意見もある一方で、このカードが提供する豊かな体験は依然として魅力的です。以下、その理由と価値について詳しく解説します。
- アメックスプラチナの威力とは: 特典と利便性の魅力
- アメックスプラチナ保有者の年収は?:富裕層のみにとらわれない魅力
- アメックスプラチナは一見さんお断りの高級料亭を予約できる
アメックスプラチナの威力とは: 特典と利便性の魅力
アメックスプラチナカードの威力は、その豪華な特典と高い利便性によって形成されています。このカードを持つことで、ホテルやレストランでの優待サービス、空港ラウンジの無料利用など、一般のクレジットカードでは得られない多岐にわたる特典を享受することが可能です。
例えば、特定の5つ星ホテルでの宿泊時には、通常価格から最大20%の割引が適用されることもあるほか、一部の高級レストランでは優先予約が可能となります。これらの特典は、他のカードと比較しても際立っており、アメックスプラチナの威力を如実に表しています。
このような優れたサービスが、アメックスプラチナをエリート層や高収入者にとって魅力的な選択肢として位置づけているのです。
アメックスプラチナ保有者の年収は?:富裕層のみにとらわれない魅力
アメックスプラチナの保有者は、富裕層だけに留まらず、多岐にわたる層から支持されていることが特徴です。かつては年収1,000万円以上の富裕層が主なターゲットでしたが、現在では大企業勤務の会社員や中堅経営者など、年収600万円以上の層でも保有するケースが増えています。
この多様な保有者層は、アメックスプラチナが提供するサービスの質とバリエーション、そしてその価値に対する認識の高まりから来ていると言えるでしょう。特に、旅行保険やコンシェルジュサービスなどの付帯サービスが、多様なニーズに応える形で展開されていることが、幅広い層からの支持を集めている要因となっています。
このような背景から、アメックスプラチナの普及と人気が高まっている現状がうかがえ、カード業界におけるその独自の地位を確立していることがわかります。
アメックスプラチナは一見さんお断りの高級料亭を予約できる
アメックスプラチナの大きな魅力の一つは、一見さんお断りの高級料亭などの特別な体験へのアクセスにあります。このカードを持つことで、通常は人脈やコネがなければ予約できないようなお店でも、特別な権利を得ることができるのです。例えば、日本の格式の高い老舗料亭での“おもてなし”体験などが可能となります。
このカードの保有は、単なる経済的な地位の証明だけでなく、社会的な信用と特別な体験をもたらしてくれます。
アメックスプラチナのステータス性に係るよくある質問
アメックスプラチナ保有者は日本に何人いる?: カードの普及と人気
アメックスプラチナの保有者は日本国内で約10万人とされています。この数字からも、カードの普及と人気が伺えます。
アメックスプラチナの1ポイントいくら?
アメックスプラチナのポイント制度も魅力の一つです。1ポイントあたり約0.5円の価値があり、ショッピングや旅行などで利用できます。
正直、還元率は良くありません。マイルに換えるのが最適解ですが、MSRの兼ね合いを考えたり、各種登録をしたりがメンドウです。
じゃあ何に交換すればいいの?
簡単なのはホテルの宿泊料金に充てることかな。あとは割り切ってアメックスオリジナル商品と交換ですかね。
アメックスプラチナの費用対効果は
いわゆる「コスパ」を求めるのであれば、お世辞にも良いとは言えません。
ステータスを維持するためにはお金が掛かります。年会費13万円は決して安くはありませんが、それに見合う特典と体験が得られるかどうかは、個人のライフスタイルと価値観によります。
私は年齢に似つかわしくない場所で遊ぶことが多かったため、少しでも自分の信用力を担保できる物証が欲しかったんですよね……。
アメックスプラチナカードの年会費はいくら?
プラチナ・カードの年会費は13万円。税込143,000円です。
家族カードは4枚まで無料です。
プラチナカードを持つには年収いくら?
アメックスは目安となる年収を公表していません。
しかし、アメックスプラチナの申し込み画面の年収項目には例として500万円が記載されており、レビューサイトの審査通過者においても年収500万円程度が下限になっているようです。
私も年収500万円と書いて審査に通過しました
アメックスプロパーカード3種類の年収目安は以下のとおりです。
カード | 年収の目安 |
アメックスグリーン | 300万 |
アメックスゴールド | 350〜450万 |
アメックスプラチナ | 500万〜 |
以下はアメックスの審査中、不安になった時に読む記事です。
まとめ
アメックスプラチナカードの対象は、エリート層から一般層へと変遷しています。
その背景には、維持費用の変動、企業勤務者の増加とリスク社会の影響、ステータスカードから一般への広がり、一般人にとっての価値などが挙げられます。
年会費13万円の元を取るという考えの人はやめた方が良いでしょう。しかし、ステータスや体験にお金が使える人であれば、アメックスプラチナはおすすめです。
記事のまとめ
- アメックスプラチナカードは貧乏でも持てるようになった
- プラチナカードの希少性の低下
- アメックスプラチナの価値が下がったかもしれない理由
- アメックスプラチナ保有率がエリート層から一般層へシフト
- アメックスプラチナの年会費13万円の重荷とその価値
- アメックスプラチナの特典と利便性の魅力
- アメックスプラチナ保有者の年収は富裕層だけではない
- アメックスプラチナで一見さんお断りの高級料亭を予約可能
- アメックスプラチナのステータス性と普及の現状
- アメックスプラチナのポイント制度とその価値
- アメックスプラチナの費用対効果とその考慮点