FXPLUSが「Gemforexの出金遅延分を全額弁済する」との発表を行いました。
対象者はFXPLUSの運営サイトである
- FXplus(https://www.fxplus.com)
- Myforex(https://myforex.com)
経由でGEMFOREX社の取引口座を開設した者で、450名程度いるそうです。
これについての考察及び我らがTariTaliの対応について記します。
FXPLUS社だってアフィリエイトをビジネスでやっています。
愛や哀れみで返金するわけがありません。
それだけは念頭に置いておきましょう。
記事執筆者
法務省外局で働く傍ら2016年からFXを始め、2021年に専業トレーダーに。2024年からファームと契約し正式にプロトレーダーへ。
その後、職業欄を埋めるために始めた金融系Webライター業が楽しくなり、SEOやリスティングの魅力に引き込まれ、現在はトレーダーだかライターだかマーケターだかよくわからない状態に。
海外FXのメイン口座は「TradeView」。国内は「ヒロセ通商(JFX)」と「ThinkMarkets」。
オプション取引は「easymarkets」と「サクソバンク証券」。
Tradeviewの口座は一つ公開中。→ FZT
そこまで成績は良くないのに、総合ランクで4位にまでいきました。どんなロジックでランク決めしてんでしょう。
最近、日に数回は1位で表示されています。実質世界ランクなんで、すごいと言えばすごいかも。
実際の返金額はそうでもない!? FXPlusの宣伝戦略とは
なぜFXPlusは返金に踏み切ったのでしょうか。
FXPlusの打算
- 実際の返金額は少額で済むと踏んだ
- 「全額補填」という派手なプロモーション
- 訴訟を起こされるとIBにも一部責任が認められる可能性がある
- GEMが別ブローカーに転生した場合、IBを独占できる
上記が考えられます。
順番に考察していきましょう。
実際の返金額は実は少額で済む
返金対象者は450人です。
わりとアフィ大手なのに、全員で450人というのも夢のない話です。
そのうち、アクティブユーザーは何人でしょう?
450人のうち、残高があるのは何人?
返金を希望するのは100人もいないと私はみています。
私がGEMFOREXのIBをしていた時代の体感だと、ユーザーの運用方法は
- 半分が入金なし(口座解説ボーナスのみでトレード)して放置
- 半分は入金ボーナスが当たった時だけ、稼いですぐに資金を抜く
といった感じでした。
私の集めたユーザーの属性が偏っていたのかもしれませんが、遠からずこんな感じだと思います。
GEMFOREXは口座スペックが他社と比べて低いこともあり、
「初心者は資金を溶かし」 「上手になった人は他に流れ」 「ベテランはボーナスだけ持ち逃げ」 |
する傾向にあります。
はたして残高があるユーザは何人でしょうか。
FXPlusの語る残高の定義は?
IB側から見れるのは「ユーザーの現状の残高(出金申請した分は引かれている)」のみ。
正しい補填金額はまずわからないでしょう。
では、FXPlusが現実的にどのような対応をするかですが
考えられるFXPlusの対応
- IB側から見れる残高(出金申請した分は補填なし)のみ補てん
- 出金申請分を補てん
- 言い値でを補てん
の3パターンが考えられます。
正直、1の可能性は高いです。
他だと改ざん・詐称が容易すぎるからです。
- 出金申請分 → 画像やHTMLの修正により5秒で改ざん可(出金申請ページ・メールで証明)
- 言い値 → 私の出金遅延残高は53万円です
こうなってしまいます。
では1の「現状の残高」であればどうでしょう。
IB側から確認が可能です。
そして、かなり補てん額は少なくて済みます。
額の大きい人は出金申請済みなはずです。
そもそも補てんを申し込むような行動力のある人も、出金申請しているでしょう。
出金申請済みの金額を除外すれば超少額になるんじゃないでしょうか。
もちろん、不満は出るでしょうが、FXPlusとしては、少額経費で莫大な宣伝効果を得ることができます。
訴訟リスク回避 & 莫大な宣伝効果
海外FXのIBは日本国内在住の人向けに営業していないテイです。
あ、私もTariTaliを紹介していました。
テイではありません。
当サイトは日本在住の方に向けた勧誘を意図したサイトではございません。また、当サイトは情報の提供のみを目的としており、特定の会社に勧誘をするものではございせん。海外移住者向けに作成しております。当サイトはFX及び海外FX業者の比較・情報サイトです。当サイトのご利用、各FX業者へのお申し込みはご利用者様の責任において行って頂くものとします。 当サイトは本サービスの提携先FX業者とお客様の間にて生じたトラブル等を含む、いかなる損害及び損失ついても一切の責任を負わないものとします。 |
しかし、昨今の金融庁の締め付けもあり、FXPlusレベルの大規模で海外FXの情報を「掲載」していたとなると、ユーザーから訴訟を起こされた場合、責任が一部認められる可能性があります。
事前に媚を売ってリーガルリスクを回避したいのでしょう。
宣伝効果
宣伝効果はかなり大きいです。
少ない経費で莫大な宣伝効果を得ました。
実際、界隈は湧いています。
喜びの声は、ない(まだ)
界隈の人で、気づいている捻くれ者も少数います。
そうなんです。
Twitter上に「すげー!!」というコメントはあっても「やったぜ」のコメントが全く出ていない。
対象者が450人もいれば、エゴサしたら出てきそうなものですが。
その他・深掘り考察
他にも色々な考察が飛び交っています。
GEMFOREXはM&Aで別ブローカーに転生する可能性が高いです。
そうなった場合、普通に口座開設する人は少ないでしょう。
一度どでかい不祥事を起こしているんですから。
しかし、一度全額補填をやったFXPlus経由ならどうでしょう。
ほぼ独占状態になるのは目に見えています。
TariTaliのGEMFOREX出金遅延対応
TariTaliの対応も変わってきているようです。
この方の言うように、大元のGEMがダンマリを決め込んでいるせいで、IBが叩かれ始めています。
この流れを受け、GEM関係のお問い合わせに対する返信が変わっていきているようです。
以前は上記のように塩対応だったのが。
以下のように「どこまで対応が可能かを検討」してくれる段階まで来ています。
TariTariは現状、日本最大手のキャッシュバックサイトです。
最高キャッシュバック保証をしたり、ブローカーの内情を暴露したりと、ユーザーに寄り添った対応をしてくれることでも有名です。
FXPlusやまんぼう総裁など、口座開設後のサポートをしてくれるIBも魅力的ではあります。
しかし、私個人としては、これからもTariTaliを利用していくつもりです。
どう取り繕っても、海外FX自体がリスクです。
そのリスクはブローカー選びで最小限とし、キャッシュバックサイトでコストを削っていくことが、長期的に生き残っていく上で大切なのかなと思います。
キャッシュバックサイトを経由せずに口座を開いてしまった人は、こちらをご確認ください⇩